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2030【6】

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僕の仕事を手伝ってくれる事になったテレサはキャンプ場の仕事から覚える事となった。

そしてキャンプ場のリーダーであるクリスから、彼女の胸の内を聞かされたのであった。

2030【5】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

クリス「テレサ、午後もよろしね😆」

 

テレサ「はい😊」

 

クリス「午後からは売店に行ってもらって、販売担当の指示で動いてね」

 

テレサ「分かりました」

 

クリス「敬語は距離を感じるな…💧」

 

テレサ「ごめん、分かったわ」

 

クリス「😊」

 

そうしてテレサとクリスは売店へと向かった。

 

クリス「ケン!おつかれさま〜」

 

ケン「クリスおつかれ!」

 

クリス「テレサこちらケン、ケンこちらテレサ、今日からキャンプ場の研修する事になったよ」

 

ケン「テレサさん、よろしく😉」

 

テレサ「ケンさんよろしくお願いします☺️」

 

クリス「テレサ、ケンは販売部のチーフよ」

 

ケン「午後からはこちらで研修って事は聞いてますよ〜」

 

テレサ「はい、何からすればいいですか?」

 

ケン「じゃあまずは取り扱っている商品を覚えて、各商品の減り具合を見ながら補充…」

 

クリス「ちょっとケン!なに最初から難しい事やらせようとしてるのっ‼︎」

 

ケン「はははははw」

 

テレサ「あ、ちょっとやってみますね!」

 

クリス「まだ今日が最初なのに、商品の減り具合なんて…💧」

 

テレサ「こちらの発注データを見ればいいですね?」

 

テレサ売店のパソコンを見てそう言った。

 

ケン「あ…そうそう、あと曜日とシーズン、天気なんかを見ながら商品が欠品しないように発注すればOK✨」

 

クリス「ケンの居場所は今日限りで無くなりそうね」

 

ケン「え?💦そんな事言わないでよぉ〜」

 

クリス「ふふふwテレサは実務経験がありそうな位そつがないわね」

 

テレサ「あ、いやそんなこと…」

 

「ピーン!」

 

クリス「あ、村長からメールだわ」

 

ケン「ん?」

 

クリスは村長からのメールを確認した。

 

クリス「私ちょっと村長の所へ行ってくるからケン、あとはよろしく!テレサ‼︎頑張ってね✨」

 

テレサ「クリス、ありがとう☺️」

 

ケン「…」

 

テレサ「ケンさん、本日発注しなければならない商品をリストアップしました」

 

ケン「早っ‼︎💦、いやテレサありがとう」

 

テレサ「いえ、他に何かありますか?」

 

ケン「ん…今日は暇だからあとは店番しながら…」

 

テレサ「?」

 

ケン「まあ…ちょっと話でもしようか」

 

テレサ「はい」

 

売店もお昼過ぎということもあり、閑散としていた。

ケンの話によれば夕方くらいまでは毎日暇との事だった。

 

ケン「テレサさんはキャンプとか興味あるの?」

 

テレサ「キャンプについての良さはまだ分かりません、でも現代に置いてこのような自然豊かな場所で人々の心を癒すお手伝いが出来ることはとても嬉しい」

 

ケン「へぇ〜、テレサさんって変わってるね」

 

テレサ「私が?ですか?」

 

ケン「あ、いや俺はキャンプが好きで、そんな場所、ここキャンプ場で働けるっていいかな…なーんて思ってる…その程度だからさ💧」

 

テレサ「好きな事に寄り添って仕事ができる…それって素敵な事じゃないですか?」

 

ケン「うん…でも好きを仕事にするってなかなか…大変っていうか、自分に嘘をついて仕事する時もあるから…」

 

テレサ「嘘?」

 

ケン「やっぱり趣味じゃない次元で物事を考えないといけなかったり…」

 

テレサ「売り上げとかですか?」

 

ケン「まあ、それもある」

 

テレサ「………」

 

ケン「人間って感情があるから、それが邪魔したりもするし、色々複雑に考えちゃうと自分を見失っちゃったりもしちゃうじゃん?」

 

テレサ「…」

 

ケン「俺はキャンプ好きが高じて日本のみならず世界中をキャンプしてきたんだけど、やっぱり純粋にキャンプが好きなだけなんだなって思ってて、この仕事をしてそれに気づいたところがある」

 

テレサ「ケンさんは今、楽しくないんですか?」

 

ケン「楽しいよ、楽しいけどその割合は50%くらい、やっぱりこのキャンプ場に来てくれたお客様はありがたいけど…もっと楽しいキャンプの仕方なんかも教えれたらなって思ってる」

 

テレサ「はい、それってケンさんが世界中をキャンプしてきて得たものを教えてあげたいって事ですよね?」

 

ケン「そうだね、もちろん今のようにここ、売店にくればある程度の食材や足りないギアとかも手に入る。でも…そもそもキャンプって非日常の不便さも工夫して楽しむといった所もあるんじゃないかな?って思うんだ」

 

テレサ「なるほどです」

 

ケン「でも買い求めに来たお客様に対し、そのような事を強要する事も…ほら…」

 

テレサ「売り上げが立たなくなりますよね」

 

ケン「そうなんだよね…」

 

テレサ「………」

 

ケン「そういえば…」

 

テレサ「?」

 

ケン「クリスは村長に気があるよね?w」

 

テレサ「え?」

 

ケン「はははははwこれは各部署でも有名な話だから大丈夫w」

 

テレサ「そうなんですね…」

 

ケン「テレサさんが村長のつてで入社したって聞いた時、なんか複雑な顔してたよw」

 

テレサ「ええ?」

 

ケン「まあ、クリスはそこまで子供じゃないから大丈夫だけどねwww」

 

テレサ「………」

 

クリス「ふぅ〜…どう?ケン!」

 

ケン「あ、おかえりw」

 

テレサ「クリスおかえり☺️」

 

クリス「……ただいま…」

 

テレサ「?」

 

村長、つまり僕に呼び出されたクリスが売店に戻るとなにやら様子が変。

そんなクリスに懸念を抱くテレサであった。

 

つづく

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