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2030【12】

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2030【11】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

クリスから助けのメールが届き、僕とテレサはクリスの家へと向かっていた。

 

僕「クリスの家はこの近くだって聞いていたけど…マンション名は分かってるから…」

 

テレサ「社員名簿の住所によれば、そこの自動販売機のある交差点を右に曲がってすぐよ」

 

僕「分かった!」

 

僕たちは間もなくクリスの家に着いた。

 

テレサ「ここのマンションよ」

 

僕「まずエントランス入口のロックを開けてもらわないと…」

 

テレサ「まかせて」

 

そう言うとすぐにロックが空いた。

 

テレサ「クリスの部屋は502号室よ」

 

僕たちは階段を使って5階まで登った。

 

僕「はぁはぁはぁ…」

 

テレサ「僕君、大丈夫?」

 

僕「はぁはぁ…だ…大丈夫…💦」

 

テレサ「ここよ!」

 

「ピーンポーン」

 

「………」

 

僕「応答が無いな💦」

 

テレサ「鍵が空いてるわ…」

 

僕「は、入ってみよう…」

 

僕とテレサは恐る恐る玄関のドアを開けた。

 

僕「おじゃま…」

 

クリス「あれ?村長、テレサ…」

 

僕「クリス!大丈夫⁇💦」

 

クリス「え?」

 

テレサ「クリスからのメールに"たすけてください"とあったから…」

 

クリス「あ、メールの途中で送信しちゃって…そのあと続きを送ったはずなんだけど…💧」

 

僕「え?💧…あ……来てる…」

 

テレサ「それはそうと、クリス何かあったの?」

 

クリス「うん…さっきヒューマノイドが届いて開封したんだけれど…」

 

僕「何かあったの?」

 

クリス「訳も分からず色々設定していたらおかしなことに…」

 

テレサ「ちょっと上がってもいい?」

 

クリス「うん💧」

 

僕たちはクリスの家へと上がった。

クリスからのメールの続きは、「ごめんなさい、詳細を送る前に送信してしまいました💦あの、ヒューマノイドが突然動かなくなってしまいまして…」とあった。

 

僕「こ…これは?」

 

そこには男性型のヒューマノイドが仰向けに寝ていた。

 

クリス「名前はすぐに決めれたんだけど…性格やラブドールの設定がなかなか決めれなくて…、そしたら急に倒れ込んでずっとこのままなんです💧」

 

テレサ「ちょっと見せてね」

 

テレサBluetoothを使って男性型のヒューマノイドにアクセスした。

 

僕「ど…どう?」

 

テレサ「分かったわ」

 

僕「クリス、名前を呼んであげて😉」

 

クリス「あ…うん…」

 

 

クリス「三成!」

 

 

僕「みつなり?」

 

クリスが名前を呼ぶと男性型のヒューマノイドがむくりと立ち上がった。

 

テレサ「スリープしてたのよ」

 

クリス「スリープ?」

 

テレサ「まだ所有者の所へ来たばかりのヒューマノイドは、すぐスリープしちゃうの、説明すると所有者の認識まで少し時間が必要で声や息遣いなどで徐々に学習し、特に指示が無い時は勝手にスリープする仕様になってる」

 

僕「所有者を認識したら?」

 

テレサ「スリープはしない」

 

クリス「?」

 

テレサ「つまりたくさん話をすればするほど所有者を認識していくといった仕組み」

 

僕「分かったような分からないような😅」

 

クリス「とにかく今日からこの三成とたくさん触れ合えばいいのね?」

 

テレサ「うん、そうゆう事😉」

 

クリス「分かったわ!」

 

僕「なにはともあれクリスが無事で良かった…」

 

クリス「ごめんなさい…余計な心配かけてしまって…💧」

 

僕「いや…僕の早とちりが原因です💦」

 

テレサ「ふふふ☺️」

 

三成「性格とラブドールの設定は決まりましたか?」

 

クリス「あ…ちょ、ちょっとみんなが居る前だと…💦」

 

テレサ「僕君、帰りましょうか☺️」

 

僕「あ、だね💧クリス、鍵ちゃんとかけてね💦」

 

クリス「あ、はい!気をつけます💧」

 

僕「じゃあ…」

 

テレサ「また明日ねクリス」

 

クリス「うん、おつかれさまでした💦」

 

僕たちはクリスの家を後にした。

 

僕「いや…とにかく無事で良かった…」

 

テレサ「僕君はクリスの事どう思ってるの?」

 

僕「仕事もそつなくこなし気配りも出来るから、安心してキャンプ場全体を任せられる。とても信頼の置ける女性だよ」

 

テレサ「そっか…」

 

僕「え?なんで⁇」

 

テレサ「ううん…ただ聞いてみたかっただけよ☺️」

 

僕「そかそか…😅」

 

テレサ「明日は私、何をすればいいの?」

 

僕「うん、とりあえず今週いっぱいキャンプ場での研修?ってテレサにとっては研修なわけでもないかw」

 

テレサ「でも表向きは研修ね」

 

僕「そうだね、クリスとテレサ、僕しか知らない事だしね」

 

テレサ「私、クリスが事情を知っているって事でかえって色々やりやすいと思う」

 

僕「え?」

 

テレサ「私がヒューマノイドだって事を知っている人がひとり居るだけで、僕君の仕事のお手伝いを潤滑に進める事ができるから…」

 

僕「そっか…周りに隠していくってのもなかなか大変だもんね」

 

テレサ「今日の新しいキャンプサイトの視察でも、私を知っているクリスが居てくれたからスムーズに仕事がてきたしね☺️」

 

僕「そっか…こういうのことわざでなんて言ったっけ?雨降って地固まる?」

 

テレサ「災い転じて福となす…かな?💧」

 

僕「あ、そっか…w」

 

テレサ「ふふふ☺️」

 

僕「テレサ…また明日からよろしくね!」

 

テレサ「こちらこそ😌」

 

 

つづく

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