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2030【20】

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2030【19】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

マスターへの挨拶が終わり、僕達は新しいキャンプサイトへ向かった。

 

クリス「村長!」

 

僕「クリスさん、あ、いやクリス…おつかれさまです!」

 

テレサ「クリス、おつかれさま☺️」

 

クリス「おつかれさまです、あの…ちょっとご相談があるんですが…」

 

僕「はい、なんですか?」

 

クリス「私のヒューマノイドの紹介枠がひとつあるじゃないですか?」

 

僕「はい」

 

クリス「これをケンに譲りたいなって考えてて…」

 

テレサ「😌」

 

僕「もちろんクリスの自由ですから、構わないと思いますが、良かったら理由などを聞かせていただけますか?」

 

クリス「ケンの仕事量が増えて、あ、いや本人はやりがいも感じてて、特に何も言わず黙々と仕事をしているのですが、もしケンにもテレサや三成みたいなパートナーが居たら、さらに捗るんじゃないかな?って考えまして…」

 

僕「なるほど」

 

テレサ「いいじゃないですか…もしケンさんにも右腕のようなパートナーが居たら負担も軽くなるでしょうし」

 

僕「だよね」

 

クリス「って言うことで…さっそく仕事終わりにでも話をしてみたいと思ってます」

 

僕「分かりました、良い返事が頂けたらいいですね」

 

クリス「たぶんケンはオッケーを出すと思いますが…もしNGだった場合…」

 

テレサ「申し訳ないですがニューラライズせざるを得ない💧」

 

クリス「だよね…💧ま、とりあえず興味があるのかどうかから探った方がいいか…」

 

僕「クリスにお任せしますよ」

 

クリス「分かりました!というか村長?」

 

僕「はい?」

 

クリス「名前は呼び捨てで話は敬語じゃ…ちょっと違和感無いですか?」

 

僕「え?」

 

クリス「それではまだ距離を感じてしまいます💧」

 

僕「あ💦わ…分かりまし…分かった、努力するね」

 

クリス「🥺」

 

僕「ん?」

 

クリス「やったー!村長がテレサに対して喋るように私にも喋ってくれた✨」

 

僕「うはwこ…こんなんで良ければ…💦」

 

クリス「よろしくお願いします、村長💖」

 

テレサ「☺️」

 

そのようなやりとりの後、僕達は管理棟へと戻った。

 

僕「んっと…なんか複雑な気持ちだな…」

 

テレサ「どんな?」

 

僕「クリスに慕われて嬉しい反面、その気持ちに応える事ができない…」

 

テレサ「僕君はクリスの事今はどう思ってるの?」

 

僕「正直、いちスタッフとしてしか見られないんだ…でも……」

 

テレサ「でも?」

 

僕「話し方をテレサ同様にしていった場合、親近感は増すのかな?って」

 

テレサ「………」

 

僕「ごめんね、分からないか…💧」

 

テレサ「それが……分かるのよね💧」

 

僕「え?」

 

テレサ「僕君」

 

僕「何?テレサ…💦」

 

テレサ「私、開発元に一度戻らなくてはいけなくなったの…」

 

僕「え?な、なんで?」

 

テレサ「私の…今私を動かしているもの…ハイパーSSDなんだけど、なにかエラーが発生してるそうなの…」

 

僕「ええ?でも一緒に過ごしてて、とりたてて何も問題は無い感じだよ?💦」

 

テレサ「元々、ありえないはずの…感情?それが芽生えているらしくて…」

 

僕「どうゆう事?」

 

テレサ「私…僕君に恋してるかもしれない…」

 

僕「ええ?💦」

 

つづく