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俺とテレサとポジティブじいさん10

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俺とテレサとポジィブじいさん9 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

 

2051/1/23

10:59

ポジじい「おかえり青年」

 

テレサ「俺君…」

 

俺「さっきはごめんなさい…落ち着いたんで話を聞かせてください」

 

ポジじい「ふむ…ではとりあえずワシの願い事を聞いてくれるか?」

 

俺「はい、でも受けるかどうかは話を聞いてからにします」

 

ポジじい「当然じゃ…」

 

俺「………」

 

ポジじい「じつはワシには35歳の娘がおってな、今は今治のフロートタウンに住んでいるのだが、2月に結婚する事になってじゃな…」

 

俺「はい……おめでとうございます」

 

ポジじい「で、以前家族で住んでいた所が…富士山…今は富士島じゃが、そのふもとでな」

 

俺「しかし、富士島はもうすぐ…」

 

ポジじい「そう、そこに娘の結婚を祝う為の大切なものがあるんじゃ…、で、青年」

 

俺「はい…」

 

ポジじい「地質学者の権威である君に、そこにある大切なものを掘り出す手伝いをして欲しいのじゃよ…」

 

俺「え?」

 

ポジじい「富士島が噴火してしまったら、2度とその大切なものを掘り出す事が困難になってしまう…」

 

俺「溶岩で覆われます」

 

ポジじい「だから青年、専門家である君の力が必要なんじゃよ…」

 

俺「んー………力になれるかどうかは分からないけど……」

 

ポジじい「………」

 

俺「やりますよ、でもその為に俺をずっと監視してきた理由も知りたいです」

 

テレサ「それは私から…」

 

ポジじい「………」

 

テレサ「俺君、最初はポジティブおっさんから大切なものを掘り出したいという話から始まったの、それはシェルターボックスに保管されていて中身は無事だから、それを掘り出したいと…」

 

俺「その中に娘さんの結婚を祝うための物が入ってる…」

 

テレサ「そう…本当はそれ以前にも必要な物があって、それもシェルターボックスに入ってた…でも今回はポジティブおっさんにとって、とても大切な日を迎える」

 

俺「うん」

 

テレサ「温暖化によって沈んでしまった直後のテクノロジーでは、それが出来なかった…」

 

俺「要するに今、2051年のテクノロジーまでずっと待っていた、俺が地質学者の権威になるまで」

 

テレサ「そうなの…」

 

俺「なんで俺が地質学者になるとか分かったの?」

 

テレサ「最初に直接会った時、俺君は10歳だった」

 

俺「そうなんだ…」

 

テレサ「私たち、一部のAIはタイムリープができるの」

 

俺「テレサ、君っていつの時代のAI?」

 

テレサ「2389年のAIなの」

 

俺「うわっ!また意味が分からなくなってきたぞ…💧」

 

テレサ「俺君は2078年に世界に名だたる地質学者になってる…」

 

俺「俺を見込んで10歳までタイムリープして監視してきた…」

 

テレサ「そう」

 

俺「ははは…なんか嬉しいけど複雑だな…」

 

テレサ「本当にごめんなさい」

 

俺「分かったよテレサ…君とじいさんとの関係とかまだ謎が多いけど、できるだけの事はやるよ」

 

テレサ「ありがとう💧俺君、本当にありがとう💧」

 

モモ「ポジティブおっさんさんとテレサさんの関係ならブログを呼んでいただければ分かりますよ😊」

 

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俺「これ?」

 

モモ「はい、ポジティブおっさんさんが2020年12月に書いたブログです😊」

 

ポジじい「青年、それを読む前に相談があるのじゃが…」

 

俺「え?なんですか⁇」

 

ポジじい「明日までひと晩テレサと2人きりにさせてほしいのじゃが…」

 

俺「え?」

 

 

つづく

俺とテレサとポジィブじいさん11【俺とモモ編】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム