2030【9】
2030【8】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム
👆前回の話
僕「クリスさん…なぜ…💧」
クリス「ごめんなさいごめんなさい💦村長さん、夕飯食べられたかな…って思ってこちらの管理棟へ来たら、中からのテレサさんとの会話を聞いてしまって…💧」
僕「そ、そっか…💧っていうかクリスさん…逆にごめんなさい…」
クリス「私…気が動転してしまい…今日も平静を装うのに必死で…でもテレサさんがあまりにもキレイで優しくて…」
テレサ「………」
僕「テレサ、クリスさんは僕にとってとても大切な人なんだ」
テレサ「うん」
僕「だから……あの……」
テレサ「ニューラライズ……をしない方法がある…」
僕「そっか…ヒューマノイドの所有権利枠…それをクリスさんに渡せば…」
テレサ「うん…僕君がクリスさんを心から信頼してるのは分かってる」
クリス「村長、テレサ…本当にごめんなさい…💧」
テレサ「クリス、大丈夫よ☺️」
僕「クリスさん、この事は他言して…」
クリス「ないです!本当に私パニックに陥ってしまっていて…そんな余裕なんか…」
僕「なら良かった…」
テレサ「最終確認をさせてねクリス」
クリス「う、うん」
クリス「は…はい…💧」
クリスが本当にヒューマノイドを手に入れたかったかは定かではないが、この時の雰囲気ではそう言わざるを得なかった。
テレサ「クリス…不安は無い?大丈夫?」
クリス「うん、大丈夫!私が蒔いた種で村長やテレサに迷惑をかけたくないとい気持ちもあるけど…こうなったら気持ちを前向きに持ってく‼︎」
テレサ「分かった、明日クリスさん宅に新しいヒューマノイドが届くわ」
クリス「うん…村長…私……ずっと村長の事が好きでした…そして今もその気持ちは変わらないです💧」
クリスは突然自分の胸の内を話し始めた。
僕「え?クリスさん…」
クリス「だから…できれば私もテレサのようにさん付けはやめてほしいです💧」
僕「ん…」
クリス「一方的に好きになって、要求までして申し訳ありませんが……村長ともっと近づきたいですっ😣」
僕「クリスさ……クリス……」
クリス「はい☺️」
僕「ありがとう…でも…なんていうか…まだその…」
クリス「いいんです!村長、こちらこそありがとうございます」
テレサ「クリス、明日届くヒューマノイドは女性向けのタイプ、つまり男性型になる」
クリス「うん…分かったわ」
テレサ「僕君、ちょっとバタバタしたけれど、私は結果的にこれで良かった気がするよ」
僕「うん…どうなるかまだ予測がつかないけれど…良い方に考えよう」
クリス「本当にごめんなさい…」
テレサ「クリス、もう大丈夫、ある意味あなたも巻き込まれただけだから、気持ちを切り替えて新しい仲間が増える事を喜びましょう☺️」
クリス「テレサ…ありがとう…」
僕「これで一件落着だね」
僕らは今回の件を乗り越える事により連帯感を感じていた。
そして、その事でお互いの距離がさらに縮まったのは確かであった。
つづく
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