2030【22】
2030【21】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム
👆前回の話
佐々木「おうっ!その後どう?ヒューマノイドと楽しくやってる?」
僕「うん…その事なんだけど、ちょっと相談したい事があって、今日会えるかな?」
佐々木「今から?、ん〜よし分かった、そっちへ向かうよ」
僕「ありがとう、待ってる」
「トントン…」
クリス「おつかれさまです、村長どうしました?」
僕「今から旧友の佐々木も来るから、そしたら話するね」
クリス「あ、はい」
テレサ「クリス、悪いわね…」
クリス「テレサ、あなた大丈夫?」
テレサ「………」
僕「三成さんは?」
クリス「少し仕事を片付けてから来るって言ってました💦」
僕「あ、分かりました…」
30分位経った頃、佐々木とアレクサがやってきた。
佐々木「それで…何かあった?」
僕は事情をクリスと佐々木、アレクサに話をした。
佐々木「それってマジかよ!」
僕「うん…」
佐々木「で、どうしたいんだ?」
僕「今テレサが回収されたら、二度と今のテレサは戻ってこない、だからしばらくテレサと一緒にどこかで身を隠そうかと思ってる」
クリス「え?💦ど、どこでですか?」
僕「まだ決めてない…」
クリス「………」
佐々木「おまえ…その間ここの経営はどうする?」
僕「僕がする実務は経理を始めとしたデスクワークが主だから、なんとかオンラインでいけるんじゃないかって…」
佐々木「それはどうかな?おまえがここに居ると居ないとじゃ、各部署の士気もさがると思うが」
僕「……」
佐々木「事情を知っている…クリスだっけ?彼女にも相当な負担がかかるのは間違いないし、他のスタッフ内でも相当ザワつくのは目に見えてる」
僕「分かってる…」
佐々木「おまえは昔から感情で突っ走る癖があるから、ちゃんと考えてから行動した方がいいぞ?」
クリス「村長……テレサの事は私も大切……でも…でも村長の事はもっと大切なの‼︎だからテレサと一緒に行かないでほしい❗️」
僕「クリス…僕は…💧」
クリス「村長がテレサを好きなのは知ってる‼︎でも…まだ私にもチャンスがあるって信じてるっ‼︎だから……テレサだけじゃなくて!もっと私とも向き合って‼︎ううぅ💧」
佐々木「あ〜あ、泣かせちゃったよ…」
テレサ「私……私も僕君が好き……だから離れたくない………でも……」
この時佐々木が連れてきたアレクサがはじめて口を開いた。
アレクサ「ではテレサさん、行きましょうか」
僕「え?💦」
佐々木「アレクサ?」
アレクサ「この件については開発者から通達があり、トラブルが生じた場合強制的にでも連れ戻すよう要請が来ています」
僕「だ、だめだ‼︎」
「トントン」
僕「え?」
三成「お邪魔いたす」
僕「三成さん!テレサが…テレサが連れていかれてしまう‼︎な、なんとか阻止したいです‼︎」
三成「拙者も通達を受けアレクサ殿の助太刀に参った」
僕「ええ?💦」
三成「さ、アレクサ殿、テレサ殿を連れて参るぞ」
僕「や…やめてくれ‼︎テレサを連れて行かないでくれ❗️❗️❗️」
つづく