2030【8】
2030【7】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム
👆前回の話
僕「スタッフとの距離…」
テレサ「そう…俺君は気づいてないのかな?」
僕「ん〜…全体的に業務は潤滑に進んでるから、スタッフと僕との関係性はいいのかな?って思ってるけど…」
テレサ「まだキャンプ場の施設しか見てないけれど…、クリスさんやケンさんが今どう考えて仕事をしてるか分かってるかな?」
僕「ああ…なんだろ…クリスさんもケンさんも会えば親しみを込めて接してくれてるから大丈夫かな?って勝手に思って任せてたけど…、あとあまり個人の思考に深入りするのはかえって失礼なんじゃないかな?とも考えてる…」
テレサ「うん、でもおふたり、クリスさんやケンさんの意見を引き出す事によって、今後の運営のヒントや改善策なんかが見えてくると思うの」
僕「テレサ」
テレサ「ん?」
僕「僕とスタッフとの間にまだ壁みたいなものがある?」
テレサ「率直に言うと…あると思う…」
僕「そっか……ちょっとその件については明日から意識してスタッフへの接し方を変えてみるね」
テレサ「おそらく人間って自衛本能によって"ことなかれ主義"が働いてしまうんだと思う」
僕「うんうん」
テレサ「それは社会に置いて波風を立てないというメリットもあるけれど、本質を隠してしまう部分もある」
僕「分かる」
テレサ「もちろん業務に支障をきたすような摩擦は避けたいけれど、ちゃんとお互いを信頼する事によってリカバリーできるはずなの」
僕「確かに…」
テレサ「あ、そろそろ仕事の話はおしまいにします」
僕「ええ?もっと話したいよ〜」
テレサ「僕君の気持ちも分かるわ、経営者だもんね」
僕「だし…なんかテレサと仕事の話すると勉強になるんだよ」
テレサ「でも、出来るだけ仕事とプライベート、オンとオフを切り替えるのも大事だよ」
僕「あ〜…まあつい仕事の事になると走り過ぎるきらいはあるかな?💧」
テレサ「うん、体も大事だからご自愛ください☺️」
僕「はははwだよね💦」
テレサ「ところで…今日クリスさんが来た?」
僕「いいや…来てないよ」
テレサ「明日の私の配属先…」
僕「あ〜、それはメールで伝えただけだけど…」
テレサ「そっか…」
僕「?」
テレサ「ごめんなさい、じゃあ夕食にしましょうか☺️」
僕「あ〜…じゃあお湯沸かすね」
テレサ「お湯?」
僕「カップ麺があるんで…」
テレサ「今から作りますので少し待ってね☺️」
僕「あ、はい…お願いします…」
今更ながらだが、僕は一年中管理棟に常駐している。
この施設がオープンしてからずっとだ。
家はあるが、やはりここ、管理棟が1番落ちつくという理由ともちろんお客様の安心安全を思っての事もあってそうしている。
テレサ「おまたせ☺️」
僕「おお〜…野菜たっぷりカレーだね✨」
テレサ「野菜がたくさんあったけどあれは?」
僕「うん、自然体験や食育の意味で施設内に畑を設けてる」
テレサ「まだ公式サイトに載せてなかったわね」
僕「サイトの更新もなかなか後回しになっちゃってるんだよね💧」
僕「………」
テレサ「やっておくね😊」
僕「お願いします💧」
「トントン」
僕「ん?」
クリス「村長!夜遅くごめんなさい💦やっぱり私…言わなくちゃ…」
僕「どうしたの?」
クリス「あの…実は昨日…聞いてしまいました…」
僕「え?」
僕「え⁈えええ💦」
テレサ「………」
つづく