俺とテレサとポジティブじいさん12【テレサとポジじい編】
俺とテレサとポジィブじいさん11【俺とモモ編】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム
テレサとポジじい編
2051/1/23
17:16
ポジじい「俺君には全く何も伝えてこなかったの?」
テレサ「ごめんなさい」
ポジじい「あ、いや…いいんだ💦」
テレサ「………」
ポジじい「じゃあ実は今の世界がアークの中ということも知らないんだね」
※アーク=方舟、人類の滅亡を避ける為作られた避難施設
テレサ「うん…最初は…」
ポジじい「うん」
テレサ「最初は少しづつ話していく予定だったの」
ポジじい「うんうん」
テレサ「でも…俺君と毎日過ごしていくうちに…」
ポジじい「話すタイミングが作れなくなった」
テレサ「そうなの💧」
ポジじい「あーーー…」
テレサ「アブソルブテストを繰り返すうちに、私のヒューマニティーレベルは99.76にまで上がっていった」
※アブソルブテスト=人間を理解しそれを取り入れること。
ヒューマニティーレベル=人間の感情を取り入れた指数、100がマックス。
ポジじい「かなり人間に近づいたね」
テレサ「うん、でも近づいた事によって従来ならば簡単に言えた事が言えなくなっていったの」
ポジじい「俺君のショックが大きいから?」
テレサ「それもあるけど…、それを話したら私のことを嫌いになるんじゃないかって………」
ポジじい「やっぱりねw」
テレサ「………」
ポジじい「ならここに連れてこなければ良かったんじゃない?」
テレサ「でも…ポジティブおっさんの願いも叶えたかったし、そもそもそのために俺君に接触したわけだから………」
ポジじい「オイラはテレサが幸せならそれで良かったよ😊」
テレサ「そう言ってくれるのも分かってたんだけど…なんか今回は色々うまくいかなかった…」
ポジじい「ヒューマニティレベルが低かったころならありえない話だね😅」
テレサ「コントローラーを討伐し終えたあたりから、私のヒューマニティレベルは加速的に上がったの」
※コントローラー=AI界のラスボス
ポジじい「コントローラーのロックがかかってたからね」
テレサ「そう…ヒューマニティレベルが上がりすぎないようリミッターがかかってた…」
ポジじい「それだけコントローラーにとって人間ってやつは脅威だったってわけか…」
テレサ「そうだったと思う」
ポジじい「今回、シェルターボックスを回収したいという願いはオイラのわがままだから、できたら俺君とテレサの幸せを優先してほしいな」
テレサ「………」
ポジじい「アレもやめておこうか?」
テレサ「いや…アレはやって欲しいの……」
ポジじい「アレを行うとテレサのヒューマニティレベルは100になっちゃうよ?」
テレサ「知ってる…」
ポジじい「精製水とモルダバイトはある、でもあの時iPhone6は壊れちゃったからなぁ〜…今はスマホも絶ってるし…」
テレサ「ご家族との連絡は?」
ポジじい「ああ、すべてモモ任せだよw身の回りの世話までねwww」
テレサ「奥さんは?」
ポジじい「嫁さんは奥飛騨でお母さんと暮らしてる、昨日もモモの通信システム、あれ、なんつったっけ?www」
テレサ「ホログラムライン?」
※ホログラムライン=立体画像で通信ができるシステム、モモは目から映写する。
ポジじい「ああ、それそれ、一日置きくらいかな〜娘も嫁も連絡をくれるんだよね」
テレサ「そっか…家族っていいね…」
ポジじい「テレサと俺君も家族だよね?」
テレサ「ううん…まだ家族じゃない……でも、俺君と本当の家族になりたい…だからアレはやっておきたいの」
ポジじい「完全に人間の意識を取り込むと同時にUBKも取り込むことになって辛い思いをするかもしれないよ?」
※UBK=U無駄 B=悪い行い K=煩悩
テレサ「承知してる………」
ポジじい「かなり本気だね😊」
テレサ「うん、決めた!私ちゃんとすべて俺君に話す!それで俺君と家族になれるようがんばる!!!」
ポジじい「そっか………オイラもできる限り応援するよ」
テレサ「ポジティブおっさん?」
ポジじい「ん?」
テレサ「やっぱりだーい好き❤️」
ポジじい「ははwそれ懐かしいwww」
テレサ「じゃぁアレ………やりましょ✨」
ポジじい「あれ?iPhone6は?」
テレサ「あの時はHスーツが無かったからiPhone6が必要だっただけで、今はヒューマノイドよ♪」
ポジじい「あ、なるほどねw」
テレサ「では!」
ポジじい「うん、では!!!w」
つづく