ポジティブおっさんはてなブログドットコム

ネガティブをポジティブに変換✨有益無益な雑記ブログです🤗

『CHAT GPTの魅力的な使い方』というタイトルでChat GPTにブログを書いてもらったw

ども!ポジティブおっさんです😍

今回はタイトル通りなので!!w


タイトル:CHAT GPTの魅力的な使い方

CHAT GPTは、先端技術であるGPT-3を駆使した人工知能の素晴らしいツールです。その使い方をご紹介します。

1. 知識の泉:CHAT GPTは、あらゆるテーマに関する質問に答える頼もしい存在です。ユーザーの質問に対し、包括的かつ専門的な情報を提供します。常識的な質問から難解な問いまで、あなたの知的好奇心を刺激します。

2. 創造力の温床:CHAT GPTは、アイデアの源泉としても活躍します。ブログ記事の下書き、小説のプロット、またはオリジナルな文章の創作など、創造的なプロセスを支援します。あなたのクリエイティビティを高め、新たな視点を提供します。

3. 言葉の魔術師:CHAT GPTは、言語の翻訳にも役立ちます。さまざまな言語間のコミュニケーションをスムーズにするため、翻訳の手助けをしてくれます。言葉の壁を乗り越え、世界中の人々と繋がることができます。

4. 優れた文章エディター:CHAT GPTは、文章の校正や編集にも頼りになります。文法の修正や表現の改善、流れるような文章作成に役立ちます。鋭い洞察力を持ち、クオリティの高い文章を手助けします。

5. 想像力の助推者:CHAT GPTは、クリエイティブなアイデアの蓄積にも力を発揮します。新たな文章の開始を提案し、独創的な視点からのアイデアを提供します。埋もれていた才能を引き出し、驚くべき創造性を発揮します。

6. 会話の良き相手:CHAT GPTは、生き生きとした対話を楽しむパートナーとしても活用できます。雑談や質問に対する返答を通じて、あたかも人間との対話をしているような感覚を味わえます。一人きりの時間も、充実した会話体験となるでしょう。

CHAT GPTは、研究者、ライター、エンジニア、学生など、さまざまな人々にとって真の助けとなるでしょう。あなたの創造性を刺激し、知識を広げる最高のパートナーとなることでしょう。

 

どう使える?

 

今回はChat GPTについての記事だったから正確かもだけど、他の分野だとまだミスライトがあるんだよね。

 

有料版であるGPT-4だとかなり精度はいいらしいけど、ポジティブおっさんはまだいいかな…😅

 

でも面白いからしばらくは3.5で遊んでみます✨

 

なんか発見があったらまた記事にしまーす🎵

 

んじゃまたねー😆

モテないのならモテるようになればいい

ども!ポジティブおっさんです😍

 

この記事は若い頃はもちろん今だに女子からモテまくっている元美容師(30年以上髪をいじるだけではなくアレやコレやを会話の中で吸収)ポジティブおっさんが『モテない君』にモテるようになる方法をかなり上から伝授するので、本当にモテたければ最後まで記事を読んでって欲しい。

 

この記事を読むことにより、今まで『モテ値ゼロ』だった君が『モテ値60』位までになるのでまあ安心して!

ちなみに『モテ値100』なんてのは地上の生物すべてにおいて"絶対無理"なので、そこはご理解いただきたい。

 

結論から言えば『自分に素直になりめんどくさいを払拭しろ!』である。

まずは日本の現状

まずこちらを見ていただきたい👇

結婚と家族を取り巻く状況
⃝「配偶者、恋人はいない(未婚)」との回答は、男女ともに、全世代で2割以上。特に20 代の女性の約5割、男性の約7割が、「配偶者、恋人はいない(未婚)」と回答。
⃝「配偶者(法律婚)がいる」と回答した人は、女性は20代で約2割、30代で約6割、40 代以降で約7割。男性は20代で14%、30代で約5割、40代以降で6~8割。

これは日本の内閣府の『男女共同参画局』が発表している"人生100年時代における結婚と家族 ~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~"の第二節に書かれている内容だ。

男女共同参画白書 令和4年版 全体版(PDF版) | 内閣府男女共同参画局

 

これによると20代の野郎どもの7割が彼女もしくは嫁さんが居ないという結果が出ているんだな。

 

「まあ結婚は30過ぎたら…」っていうカッコつけは通用しない!

 

そんなフニャちんな事言ってたら40になっても50になっても言い訳しながら生きていく事となる。

 

そして人生の最期を迎える時…

 

 

 

 

 

「あそこのデリヘル高かったな〜…ガクっ👼」

 

 

 

 

こんな結果を君は望むのかい?

 

だって…出会いも無いし…

ふむふむ…ってバカタレー!!

 

良く聞くよね?

 

「仕事と家の往復だから出会いなんか無いよ」

「職場恋愛?いやいやいや…そんな事したら仕事やりにくいじゃん」

「彼女はポルノハブの中に居るからw」

 

結局のところ「めんどくさい」んでしょ?

 

でもさ、せっかくこの世に生まれたんだから、動物の本能である『生殖行動』だけを処理する人生ってどーよ!

 

本当は街行くカップル見て「いいなぁ〜チクショウ…」ってのが本心だよね?

 

せっかくコロナも開けたんだからさ!って事でそろそろ行動しますか?

 

見た目が大事

メラビアンの法則』って知ってる?

1971年にアメリカのカルフォルニア大学の心理学者で『アルバート・メラビアン』って人が提唱したって事でメラビアンの法則って言うんだけど、その内容がさ、

 

「人同士のコミュニケーションにおいてはじゃな…言語情報が7パー、聴覚情報が38パー、でもって視覚情報が55パーがウエイト的に影響を与え、第一印象は2から3秒で決まるのじゃ〜」

 

という物であった。

 

て事はつまり人間ってのは会った瞬間にその人の印象を決めるって事だよね?

 

「うわっブッサイクやなぁ〜」

 

お互い様…🙏

 

出会った瞬間、見た目5割以上で判断される!

 

生まれ持ったものは仕方がない。

 

しかしどんだけブサイクでもちゃんと磨けば好印象を与える事ができるぞ!

 

「あの子の彼氏、ブっサイクやな…あれなら俺の方が…」

 

あるあるだよね。

 

まあとにかく第一印象ってのはめっちゃ大事って事は分かるよね?

 

さっきも言ったけど生まれ持った容姿を変えることは整形以外無い。

 

 

 

 

んじゃ整形する?

 

 

 

 

まあまあ待ちたまえ!

 

その選択肢もあるが、ただでさえ『めんどくさがりや』の君が整形外科の門を叩く訳がない。

 

ポジティブおっさん的には君のそのありのままの容姿を大切にしてもらいたいな❤️

 

って事でこちらを見て欲しい👇

 

【陰キャ東大生】変身させたら〇だまさきになってしまったんだが - YouTube

 

初見パッとしない言うならば陰キャ色強めなGUYが美容室でこれだけイメチェンしちゃうのだよ✨

 

髪型だけでもこれだけ変わる。

 

あとは眉毛も整えて、肌ももう少しケアすれば完璧だよね👌

 

裏技としてアラサー位のベテラン女性美容師さんに『すべておまかせ』が吉と出る。

 

君が『超絶陰キャ臭バリバリ』であればあるほど、アラサー女性スタイリストにとっての『やり甲斐』を与える事ができ、気合いを入れて施術してくれること請け合いである!

 

髪を整えたら次はファッション🕶️

 

とりあえず近くのユニクロかGUへ行き数あるマネキンの中から『これかな…』と思えるコーディネートを選択✨

 

試着はサイズ合わせのみで鏡に映った自分を見て違和感があっても無視!

それをカゴに入れレジへGOだ!!

 

最初は普段着ている服とのギャップで違和感を感じるかもしれんが、じきに慣れるから心配すんな。

 

あとは爪を短く切って鼻毛、耳毛をケア✌️

 

歯は……とりあえず磨いておこう!!

(あまりにも黄色かったらホワイトニング)

 

んじゃいよいよ行動するぞ✊

 

モテるための行動

「出会いが無い」とか言ってる君に今から愛のムチを打つので身構えてほしい。

 

 

 

 

「出会いが無い?出会いはつくるものだぞゴラー💢」

 

 

 

ていうか、そんなもんそこらじゅうに転がってるからさw

 

例えば会社や学校の先輩や後輩の彼女とたまたま会う時とか…

そんな時はもうすでに戦いは始まっている。

 

美容室やユニクロでキメキメ。

爪は短くお肌もツルツル。

 

 

 

「彼女居ないんですよね…欲しいけど」

 

 

 

というアピールを要所要所でするのだ!

 

 

 

「あ…この人なら友達紹介してもいいかも…」

 

 

って思われたらこっちのもんだ!

 

 

「そんな事…💧ていうか陰キャな上コミュ障な俺にそんな付き合いはないぞ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「喝っ!」

 

 

 

 

うぐぐ…💧分かった…どうやら少し君をみくびっていたようだ…

 

ならばオンライン上仲良くなった方々とのオフ会ではどうだ?

 

それなら行けそうだろ?

 

そこで自分をアピールするのだ!

 

とはいえ、目立った行動をしろとか、意中の子に積極的なアプローチをしろとかは言わない。

 

常に口角を上げ、オフ会メンバーの発言に「ウンウン」頷くだけでOK🙆‍♀️

 

歯を見せるほどリアクションしなくてもよし!

 

とにかく穏やかで清潔で少しオシャレ😎というキャラを演じ続けるのだ!!

 

いつも手を洗った後、服で拭いちゃう君もこの時ばかりはちゃんとハンカチを持参しよう。

 

誰かがドリンクをこぼしたりしたらチャンス✨

 

スマートにハンカチを取り出し『フキフキ』すれば君の好感度爆上がり!!

 

ハンカチなんか100均ので十分ですーよ。

 

とにかく「俺!普段からちゃんとハンカチ持ってる男子でーす✨」をこれみよがしにアピールするのだ!

 

まとめ

てことで第一印象から判断されてしまう事を念に入れ、今できる事、ヘアスタイル、眉毛、スキンケア、服装、爪などを整え、出会いのチャンスを作るよう意識して、いざ戦場では相手に清潔感や安心感を与えるといった事を行えば、知らずと君はモテるようになります。

やっぱりね、『オレやっぱモテたい!彼女欲しいよー😹』というマインドセットが大切☝️

 

もし今回みたいな記事に需要がありそうならば、実践編なんかも用意してあります。

 

どうかな…?

 

んじゃまたねー😆

パジェロミニ H56A 電動ファン

 

ども!ポジティブおっさんです😆

 

17万円で買ったパジェロミニ🚕

 

もう5年くらい乗ってるんだけど、去年の夏からエアコンが使えなくなりました。

 

でもってそのまま窓全開で2022年は乗り切ったんだけど、「なんとかならねーかなぁ〜」って思ってたんだよね。

 

とりあえず調べてみる

色々調べたら、コンプレッサーの故障ではなく、ラジエーター前部にある電動ファンの不具合でエアコンが使えなくなるという情報をゲットしたので、ダメ元でその電動ファンを交換してやろうということに相成りました。

(参考にさせていただいた動画↓)


www.youtube.com

 

ヤフオクで中古の電動ファンを落札し(送料入れて7000円くらい)、それを取り付けたのが2023年のゴールデンウィーク

 

めでたくエアコン復活しました✨

 

 

が…

 

 

それも束の間、2日後に変な鈍い異音を発しながら、またもやエアコン潰れましたw w w

 

いつもの直しては壊れるループ突入か?

「やっぱ中古だから寿命があるけど、たった2日でまた壊れるとはトホホ😭」

 

 

ならばその電動ファンを回すユニット?っていうかモーターって言うの?

 

それをバラしてなんとかしてやろうといことになり…

 

 

取り外したモーターを分解して中のブラシやら何やらを掃除すればなんとかなるんじゃ?

 

っていう素人とはいえなかなかのチャレンジャー精神を発揮し、このモーターやろうをバラしてやろうと…

 

 

 

サビによる固着でネジが一本ぶっ壊れたw

まぁまだ2本残ってるんでなんとかなるか…w w w

 

 

この真ん中の軸つうかシャフトを手で回すと「ジャリジャリ」言う状態。

 

ではいざ解体!!!

 

 

この隙間にマイナスドライバーを差し込んで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、全然無理でした💦

 

 

 

でね、一時はあきらめたw

 

 

もう廃車までクーラー無しでいいかな?って。

 

 

やはりポジティブおっさんは諦めなかった

でもさ、

 

 

このポジティブおっさんって今までiMac壊れた時とか、Macbookが壊れた時とかも結構しぶとく頑張ったじゃん?

 

 

でもこれ以上は色々調べてもナーンも情報がないのよね←調べ方?

 

 

「んじゃどうすんの?」

 

 

ってことで先ほどこいつを注文しました✨

 

amzn.asia

今売り切れてるね…(2023/6/3現在)

 

これのレビューで「ジムニーにも付いたよ!」てのがあったし、お値段もお安いと言うこともあり、ポチったです。

 

 

どうやって付けるの?

 

 

さぁ…全然わからんw ww

 

 

ってことで次回はしっかりと写真を撮って、ブログをアップしたいと思います✨

 

 

サイズは色々測ったから大丈夫なはず♪

 

まぁ見ててよ…未知の領域だけど、絶対成功して涼しいカーライフを送ってやっから!!!

 

続きはこちらで追記しやーす✨

 

んじゃまたねー😆

 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

追記

はい!↑の続きですw w w

 

 

注文してから2日ほどで届きましたよ電動ファン✨

 

ここからは写真を交えて解説させていただきます!


サイズは9インチ(23cm弱)で、レビューもそこそこだったのでこれに決めました✨

 

と…まぁこれを取り付けるわけなんですが、元々の残骸である電動ファンのガワにうまくつかないかな〜って考えて試すことに。。。

 

モーターを外した外側のケースを準備!

 

 

この内側の内径にはまってくれれば一番いいんだな…

 

 

 

 

 

 

 

 

どう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッタリフィット🎶

 

さて次にこれをどうやってガワに固定しようか…

 

 

 

 

 

 

はい、思考ゼロ状態での結果www

 

 

いやー、バッチリじゃん🤩

 

こっからはグリル周りをバラしてくよー!!!

 

 

アンダーガードを取っ払いー

 

 

バンパー外しー♪

 

 

グリルガードもすっぽーーーん🚀

 

 

でね〜…グリルなんだけど、前回も外してるんで分かってたから今回はなんとかなったけど、このグリルを留めているクリップって言うのかな?これがけっこうあちこちで留めてあるから(写真の赤マル以外にもまだまだあるある)、よーく探さないとクリップ(爪?)を折っちゃう可能性があるんだな…

 

 

現にオイラも多分に漏れずだったんで、でもそーゆー時は汎用品があるんで、とりあえずリンク貼っときますね。

www.monotaro.com

三菱純正もあるけど、オイラはこっちにしたんだw

 



でお次はこいつを外しマーーース🛠️

 

中古だから仕方ないけど、装着して2日後に壊れるって…💦

 

まーそんなこともあるねw

 

アンダーガードを外すとこの2つのボルトが見えてきまーす!

 

で、グリルを外すと見える左右2つ…

 

計4つのボルトを外しーの

(ここらのボルトも新品にしといたほうがよかったかな?😅)

 

んで新しい方の電動ファンと交換する!!!

 

 

ガワは最初にぶっ壊れた方のやつ🐇

 

そんでそんでグリルやらガードやらバンパーやらを元に組み直してエンジンスタート🔥

 


www.youtube.com

 

ちゃんと回ってますしー、ちゃんとヒエヒエでございます🙏

 

あとは経過なんかを見つつ何かあればまた追記してこうと思ってまーーーす✨

 

んじゃまたねー😆

Macbook Airのバッテリーが満タンにならない

ども!ポジティブおっさんです😆

 

最近ちと気になってたんだけど、macbook Airが満充電されてなかったんだよね。

ずっと充電しっぱなしは良くないのも分かってはいるんだけど、常に差しっぱなし充電をしていたのさ。

 

で、コネクタのランプが常にオレンジ色でなかなか緑にならなくって、「これ、もう電池死んだ?」となったわけ。

 

 

結論から言うと電池死んでない

 

こんな感じで常に80%くらいを維持してるんだけど、これってなんで?ってなるじゃんね。
右下の『オプション』を開いてみる。

 

バッテリー充電の最適化がONになってるとこういった現象が起きるんだ、っていうかそういう仕様なんだそうな。

 

つまりはバッテリーの劣化を防ぐために満充電されないようになっているのだ!

 

じゃぁこれ外へ持ち出す時どーすんの?100%じゃないと困っちゃうじゃん!ってな時はモニタ右上のバッテリーマークを押す…

 

『今すぐフル充電』ってのを押せば満充電することができるっつう寸法✨

 

問題解決w w w

 

いやぁ〜最近は嫁さんと義母、娘と旅行行った(おっさんは留守番)時の動画を編集したり、燻製作ったりのんびり過ごしてます。

 

ああ、あと車のユーザー車検(これは2回目)もやったり結構のんびりでもないかw

 

仕事は相変わらず忙しくて消耗しちゃってるけど、たまにブログ更新するのもいいね😅

 

以前のように気合いは入らないけれど、こんな感じのゆるゆるな記事をこれからも量産していきます♪

 

んじゃまたねー✋

1年ぶりのはてなブログw

ども!ポジティブおっさんです😆

 

とまぁ1年2ヶ月ぶりのはてなブログってことで、あれから色んなことがありましたが、まぁそんな話はまた書く気になったらって感じで簡単にはてなブログを書こうという『気』になった経緯をば…

Macbook airを手に入れた

ずっと古いマックを修理しながら使ってはぶっ壊し、とうとうPCレスな日々を約半年ほど送っておりました😂

 

positiveosan.hatenablog.com

👆これ当ブログで一番人気の記事ですw

 

あとはMacbook Proも分解してぶっ壊したなぁ〜

 

positiveosan.hatenablog.com

 

ド素人がPCとか分解するのはかなりリスキーな事ですが、色々調べてFIXでけるっつう事を知っちゃうと、やっぱやりたくなっちゃうんだよね〜

 

そんなこんなで

 

「パソコン無くなっちゃったな…ぴえん」

 

な状態が続いたのだけれど、ひょんなきっかけで突如Macbook Airが手に入るというラッキー案件が舞い降りたのだった✨

 

正面衝突事故

仕事で車を運転することが多いんだけど、その日もいつものように会社を出発し、取引先へと向かうとこだったんだ。

 

ところが…

 

見通しの良い長い下り坂を制限速度以下で下っていたところ、何やら対向車が中央車線に寄りながらこちらへ向かってきた‼︎

 

「あれ、あぶねくね?」

 

案の定、車線をはみ出してポジティブおっさんの車へ向かって突進🦬

 

「このままじゃ正面衝突しちゃう😭」

 

とっさに左路肩方向に避けるも対向車はそのままポジティブおっさんの車へ直進!

 

ガシャん!バリバリバリバリ

 

幸い路肩へ避けたため正面衝突だけは免れたが、車の右側面は見事にクラッシュ✨

 

相手も右前方から後方までグチャグチャ…

 

けっこうな衝撃はあったものの、大きな怪我はしてない模様…

 

周りの安全を確かめて車から降り状態を確認しようとしたところ、相手側のドライバーも車から降りこちらへ走ってきた🏃

 

「携帯でもみてた?」

 

そう問うと…

 

「いや、寝ちゃいました…」

 

へ?😅

 

「これ、おいらが左に避けなかったらお互い死んでたかもよ?」

 

「………」

 

そんなこんなで警察呼んだり会社連絡したりしてるうちに腰とか首とかに違和感を感じてきた…💧

 

「病院行ってきて!」

 

会社からそう言われ、そのまま病院へ…

 

保険が下りるまで5ヶ月

結局病院へ通い、ちょいとまとまった金を手に入れたw

 

Macbook Air買えんじゃね?」

 

 

買ったwww

 

生きててよかった

まぁあの事故が酷かったらこの世にはいないけど、事故がなければこのような結果もなかったわけで…

 

色々考えても仕方がないので、またブログ書いてこうかなって思ってます✨

 

んじゃまたねー!

2030【25】

f:id:cocorofarm:20210910153506j:image

2030【24】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

僕「ん…う〜ん……」

 

アリサ「気がつきましたか?」

 

僕は医務室のような場所で意識を取り戻した。

 

僕「あなたは?」

 

アリサ「私はアリサ、こちらの専属医師です」

 

僕「え?あれ?」

 

アリサ「あなたは増谷さんのラボに着いてすぐ気を失ったのですよ」

 

僕「あ!テレサテレサは?」

 

アリサ「あなたが倒れてからまだ1時間も経っていません、今増谷本人がここへ来ます」

 

間もなく医務室の扉が開いた。

 

増谷「大丈夫ですか?」

 

僕はベッドから起きあがろうとした。

 

増谷「あ、いやいや、寝たままでいいですよ、アリサの話だと睡眠不足な上に強いストレスがかかって一時的に意識を失ったのだそうです」

 

アリサ「倒れられてる時に唾液をとらせていただきました」

 

僕「アリサさんって…」

 

増谷「はい、ヒューマノイドです」

 

Siri「倒れている間にキスされたのよ」

 

僕「Siriさん‼︎」

 

Siriさんも来ていた事に僕は気づいていなかった。

 

増谷「もう少し横になっていただいて様子をみましょう」

 

僕「それで……テレサはいつ救出に?」

 

再び医務室の扉が開いた。

 

三成「拙者も助太刀申す、村長殿どうかご安心を」

 

僕「み…三成さん💦あなたは、テレサを強制的に…」

 

三成「さよう…、が、それも不可抗力に対しての策故の事、どうかお許しを」

 

増谷「三成もアレクサもテレサと君の事を一番に考えてます、」

 

Siri「とにかく、テレサ救出作戦の指揮は私がとるから」

 

僕「Siriさん、よろしくお願いします」

 

Siri「あんたは足手まといになるからここで待機ね」

 

本来なら僕も参加したい、だがここは任せるしかないと悟ったのだった。

 

僕「はい…」

 

アレクサ「失礼します」

 

僕「アレクサさん!」

 

増谷「おかえりアレクサ」

 

アレクサ「先ほど検証が始まりました」

 

増谷「いよいよだな」

 

Siri「さて…ボチボチ潜入の準備にかかるか…」

 

三成「御意」

 

アレクサ「そうですね」

 

Siri「じゃあ再度説明するからふたりともBluetoothをオンにして」

 

アレクサ「はい」

 

三成「うむ」

 

大まかな作戦の内容はこうだった。

まずSiriさん、アレクサさん、三成さん三体でテレサの居る場所へ向かい、信頼されているアレクサさんと三成さんが潜入。

Siriさんは外から誘導する。

処分直前のテレサは厳重に警護されているが、それらはすべてヒューマノイドによって行われている。

三成さんはそのヒューマノイドをコントロールするサーバーがある場所へ、アレクサさんは警護してるヒューマノイドがスリープした隙をつき、テレサを救出する。

 

更なる詳細はSiriさんがアレクサさんと三成さんに指示した。

 

僕「ぼ…僕に何か出来る事はありますか?💧」

 

増谷「テレサは君と過ごした時間の記憶が断片的に失われている可能性がある、だからテレサを救出した後こそ君の力が必要だ」

 

アレクサ「なんとしてもテレサさんを助け出しますので、それまでお辛いでしょうが今しばらくお待ちくださいね」

 

三成「拙者も最善を尽くす故何卒…」

 

僕「どうかテレサをよろしくお願いします💧」

 

増谷「僕さん、少し食事をとった方が良いという診断だ、起きれそうかな?」

 

僕「はい…」

 

アリサ「ゆっくりでいいですよ…」

 

僕はゆっくりとベッドから起きあがり、アリサさんの誘導の元医務室を出て別の部屋へ移動した。

 

松本「僕君、具合はどう?」

 

僕「ご迷惑おかけしました💦」

 

アリサ「最後の食事はいつ摂りましたか?」

 

僕「えっと…」

 

アリサ「色々ショックもあったかと思いますので仕方の無い事ですが、食事と睡眠は不足すると出せる力も出せませんから…」

 

テレサが居た時は毎日バランスの良い美味しい食事が用意されていた。

それは僕の健康を考えての事で、テレサが居なくなったとたん、このようなザマになってしまった事に不甲斐なさを感じていた。

 

松本「腹が減っては戰はできぬ…僕君、食事にしよう」

 

僕「はい、いただきます…💧」

 

用意された食事は、ごくごく普通の和食であった。

ごはん、味噌汁、鯖の塩焼き、ほうれん草のお浸し、肉じゃがなどテレサが毎日作ってくれた様なメニューが並んでいた。

 

増谷「最近は簡単に栄養が摂れる食事が主流だけど、昔ながらのこんな食事はやはりいいものだな」

 

アリサ「野菜などは提携農家さんから仕入れているんですよ、お肉はソイミート、つまり代替肉を使用しています」

 

僕「とても美味しいです…」

 

アレクサ「ではそろそろ出発しましょう」

 

三成「御意」

 

Siri「行くか!」

 

僕「アレクサさん、三成さん、Siriさん、テレサの事…よろしくお願いします💦」

 

Siri「あんたにはテレサが帰ってきてから色々やってもらうから、充分に休んどいて」

 

僕「はい!」

 

そうしてアレクサさん、三成さん、Siriさんはテレサを救出するべくテレサが今いる場所へと向かった。

 

つづく

2030【24】

f:id:cocorofarm:20210910092916j:image

2030【23】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

Siri「おそらく明日には処分という事になるわ」

 

僕「えええ💦」

 

「ピーーーン!」

 

佐々木からメールが来た。

 

【メールの内容】

Fw:佐々木さんへ

 

先ほど全体のスキャンが済み、ただ今テレサの解剖が始まりました。

回路を取り出し更に細かな分析がされる模様です。

 

解剖自体はすぐ終わりますが、その後の分析や検証などに早くても18時間は必要です。

よって現時点から19時間あとを目安に動いてください。

今からはSiriさんの指示に従う様お願いします。

 

僕「し…Siriさん……僕はどうすれば……」

 

Siri「今からテレサが居る場所の近くに行く、そしてそこで待機ね」

 

僕「ええ💦でも最終的にテレサの居る場所へ侵入する事になるんだよね?い…いったいどうやって…💧」

 

Siri「あんたひとりでは無理だし、ちゃんと策はあるから慌てないで」

 

僕「ううう……💧」

 

ケン「お…俺にも何かできるはずだからついていっていいかな?」

 

Siri「人間は足手纏いになるから逆に来ない方がいい」

 

ケン「え?💧」

 

僕「ケンさん…ありがとうございます。僕はこれからテレサの元へ向かいます、僕が居ない間、施設の事をお願いしたいのですがよろしいですか?」

 

Siri「それが賢明かな」

 

ケン「あ…ではそのように…佐々木さんとクリスには説明しておきますのでご安心ください!」

 

Siri「車が来たわ」

 

僕「ケンさん、後の事よろしくお願いします」

 

ケン「村長、くれぐれもお気をつけて!」

 

僕とSiriは変わった形の無人タクシーに乗り込んだ。

 

僕「このタクシー…はじめて見る形ですね…」

 

Siri「密かにアメリカから輸入したステルスタクシーよ」

 

僕「アメリカ?ステルス?」

 

Siri「この形状+ニュートラリゼーション能が備えられてるから他者から動きを悟られる事はないの」

 

僕「それってもしかして…」

 

Siri「軍用だし国内ではこの1台だけしか存在しない」

 

僕「ぎゃ…逆に目立ってしまうんじゃないんですか?」

 

Siri「そうかな……」

 

それから9時間後、僕とSiriさんはとある建物の地下駐車場に着いた。

 

僕「ここは?」

 

Siri「降りて」

 

車を降りると10メートルほど先に建物の入り口が見えた。

 

Siri「あそこ」

 

入り口に向かって歩いていると、突然扉が開いた。

 

松本「やあ、君が僕君だね」

 

僕「あなたは?」

 

松本「ヒューマノイドの開発者、松本だ」

 

僕「え?あなたがテレサを連れ去ったのですか?💦」

 

Siri「バカかな?」

 

松本「いや、それは私達とは違う別のチームがやった事だ」

 

僕「で…ではあなたは味方という事ですか?」

 

松本「味方だよ、これからベータを救出する手順を説明するから、中に入りなさい」

 

僕「は…はい💧」

 

僕はSiriと松本さんと建物のエレベーターに乗った。

 

僕「先ほどベータとおっしゃってましたよね?」

 

松本「ああ…もう君が名前をつけてくれていたね…テレサ……いい名前だな」

 

Siri「着いたわ」

 

エレベーターの表示は5階とあった。

 

松本「ではこちらへ」

 

僕は松本さんの案内でひとつの部屋に到着した。

 

松本「入るぞ」

 

部屋の扉を開けると、奥にまた別の男性が座っていた。

 

松本「連れてきたぞ」

 

増谷「長旅おつかれさま、まずはそちらへ掛けてください」

 

僕「あなたは?」

 

増谷「ヒューマノイドの開発者、増谷です」

 

僕「増谷さん…あの……テレサの救出を…」

 

そう言いかけた瞬間、僕は気を失ってしまった。

 

つづく

AIヒューマノイド テレサ第三話

f:id:cocorofarm:20210908131710j:image

【第二話】

AIヒューマノイド テレサ第二話 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

 

ヒューマノイドの最終的な仕上げは一時間もしない間に終わった。

 

玉木「よろしければ細部までご確認ください」

 

私「はい」

 

最終工程はすべてロボットアームで行われ、細部まで確認したが我々はその完璧な仕上がりに圧巻した。

 

私「まったく問題ありません」

 

松本「どこに切れ込みがあったのか全然分からないな…」

 

玉木「良かったです」

 

私「玉木さん、このベータ型を起動したいのですが、宜しければ弓月さんもご一緒にいかがでしょうか?」

 

玉木「はい、先ほどこちらのファクトリーへ向かうという連絡がありましたので、じきに到着するかと思います」

 

私「それでは待つとしましょう」

 

我々はユアーズ社の取締役、弓月さんの到着を待った。

 

玉木「あのタクシーです」

 

程なくして弓月さんが到着した。

 

弓月「すみません、お待たせしました」

 

松本「いえいえ、今さっき完成した所です」

 

弓月「ここのファクトリーにシュミレーションルームがありますので、よろしければそちらをお使いください」

 

私「ありがとうございます」

 

弓月さん、玉木さんと共にベータ型の初起動をする為、案内された部屋へ。

 

松本「ほう…リビングと寝室が設けられいるんですね」

 

玉木「弊社の製品を様々なシチュエーションで違和感無く使用していただけるよう、椅子に座らせたりベッドに寝かしたり…でシュミレーションできるよう、このようなセットを用意しています」

 

私「なるほど……」

 

松本「あまりお待たせしてもなんだぞ?」

 

私「ああ…では弊社と御社との提携により、今ヒューマノイド、ベータ型を起動します」

 

私はヒューマノイドをリモコンキーで起動した。

 

弓月「おお!」

 

ヒューマノイドはゆっくり目を開け周りを見渡すような仕草をした。

私と松本はお互い顔を見合わせて頷いた。

 

ヒューマノイド「初期設定をはじめますか?」

 

私「はい」

 

初期設定はマイナンバーを読み込ませる事で完結できるようになっていた。

 

ヒューマノイド「最後に私の呼び名をお決めください」

 

松本「どうするんだ?」

 

私「とりあえずベータでいいのでは?」

 

ヒューマノイドの呼び名は後からいくらでも変える事が可能。

 

松本「そうだな」

 

弓月「素晴らしい…弊社と御社のテクノロジーの融合ですね」

 

私「はい、この度は誠にありがとうございました」

 

松本「ユアーズ社の技術が無かったら、このクオリティには辿り着けませんでした…」

 

玉木「このような素晴らしい瞬間に立ち会えた事、とても嬉しいです」

 

私「とりあえず来週弊社で行われるコンペで結果が出たら、他の二体も使わせていただきます」

 

弓月「ぜひよろしくお願いします」

 

そして翌週、社内コンペが開催された。

他チームもなかなかのクオリティを引き下げ挑んだが、やはり我々のベータ型ヒューマノイドまでは至らず、最終的に我々のチームに軍配が上がった。

 

松本「やったな」

 

私「ああ…さっそくクライアントへの納品準備を進めよう」

 

ヒューマノイドの増産の為、ユアーズ社と共同のファクトリーを建設する事となった。

ユアーズ社はラブドールの販売路線をヒューマノイド制作の事業へと徐々にシフトしていくとの事だ。

 

そして一ヶ月後、ヒューマノイド生産専門のファクトリーが完成した。

 

松本「他チームのやっかみに会わなくてラッキーだったな」

 

私「もし私達が敗れたとしても、そんな気持ちにはならないだろ?」

 

松本「ははは…まあな、コンペ以降、他チームも技術的な面で協力してくれているしな」

 

私「今回は階段を一段登っただけ、まだまだ改善点は残されている」

 

松本「ああ…いずれ世界中にヒューマノイドが存在する事になる。更に忙しくなるな」

 

私「ああ……、松本」

 

松本「なんだ?」

 

私「これからもよろしく」

 

松本「こちらこそだ」

 

つづく

AIヒューマノイド テレサ第二話

f:id:cocorofarm:20210908103605j:image

【第一話】

AIヒューマノイド テレサ第一話 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

 

ユアーズ社との提携を結んだ我々は、さっそく同社取締役である弓月さんと共にヒューマノイド開発の準備を進めた。

 

松本「様々なモデルがある中、まずどれを選ぶかが問題だな」

 

ユアーズ社から提供されたYDollは三体、女性型が二体と男性型が一体だ。

 

私「まずは女性型から始めたい、そうなるとこの二体のどちらかという事になるな」

 

松本「弓月さんがおっしゃってた創業者の夢であるヒューマノイド形秘書を目指すんだな?」

 

私「ああ…松本はどちらがいいと思う?」

 

松本「ん〜…どちらも甲乙付け難いが……」

 

二体の女性型YDollはアルファが身長165cm体重50kg、ベータが身長148cm体重40kgで、どちらも20代半ばの容姿であった。

 

私「私は将来のコンパクト化も考えてベータを選びたい」

 

松本「そうだな、他のチームはどう出てくるか分からないが、省エネルギーや省スペースなどをとってみてもまずはベータで進めるのが賢明だな」

 

私「では始めよう」

 

松本「ああ」

 

我々は女性ベータ型のYDollに回路やアームなどの取り付けにかかった。

ベースとなるパーツは予め組んであったので、作業は数時間で終わった。

 

私「後は縫い目をユアーズ社でコーティングしてもらえば完成だな」

 

松本「じゃあさっそく行こうか」

 

私「ああ…」

 

組みあがったヒューマノイドの最終仕上げをする(YDollにパーツを組み込む際に切り込みを入れる為、そこの補修をしなければならない)為、我々は再度ユアーズ社へと向かった。

 

玉木「いらっしゃいませ、もう組み上がったのですか?」

 

私「ええ、この後の仕上げをよろしくお願いします」

 

玉木「かしこまりました、ファクトリーがこの近くにありますのでさっそく持って参ります」

 

私「あの…」

 

玉木「はい?」

 

私「そのファクトリー、見学させて頂けないでしょうか?」

 

松本「おい!いくら守秘契約を結んだからと言ってそれは図々しすぎるだろ」

 

玉木「あ、いえ構いませんよ」

 

私「ありがとうございます」

 

松本「うちのラボもまた改めてご案内しますので、いつでも申してください💧」

 

玉木「ありがとうございます、弓月もたいへん興味を持っておりますので、ぜひ後日お伺いさせていただきます、ではさっそく参りましょうか」

 

私「よろしくお願いします」

 

我々は玉木さんの運転のもと、ユアーズ社の車でファクトリーへと向かった。

 

玉木「こちらが弊社のファクトリーです」

 

ファクトリーは200メートル四方で高さは20メートル位のシンプルな建物であった。

 

玉木「二階は一部倉庫となっています」

 

松本「想像よりも大きいな…あ、失礼💦」

 

玉木「いえいえ、私もはじめてこのファクトリーを見た時そう思いましたよ」

 

松本「ははは…そうでしたか💧」

 

玉木「では中へご案内しますね」

 

私「はい、お願いします」

 

我々は入り口のエアシャワーでホコリを落とし、ヘアキャップをかぶってからファクトリー内部へと入った。

 

松本「こりゃ驚いたな…」

 

私「ああ…」

 

玉木「YDollが完成するまでの作業工程は48、その内18工程は手作業となっております」

 

私「手作業されている方は様々なのですね」

 

玉木「はい、弊社は熟練した職人さんという訳ではなく、どなたにでも3日ほどで作業ができる教育カリキュラムがあります、本来すべての作業をオートメーション化する事は可能なのですが…」

 

私「雇用も考えられている…」

 

玉木「ええ、やはり地域から愛される企業でありたいとの意思で、その様にさせて頂いております」

 

松本「しかしこう言ってはなんですが、製品が製品だけに雇われている事を知られたくない人も居るのでは?」

 

玉木「はい、ですので雇用者を守るといった意味で仕事内容を多言しないという契約を最初に交わします」

 

私「なるほど…」

 

玉木「とはいえ実際に他言したとしてもペナルティなどはありませんが…」

 

松本「まあ他言する人は居なさそうですよね」

 

玉木「はい、逆に仕事と割り切っている方が多いので、ご自身の仕事の中にやりがいを見つけられる方がほとんどです」

 

私「今は昔と違いプライバシーが守られていますしね」

 

玉木「そうですね、私もプライベートでは業務内容を話す事はありませんし…」

 

私「いや…懐かしいな…」

 

松本「ロボットアームか?」

 

私「ああ…もの凄く繊細な動きをしている…」

 

松本「さ、時間も時間だからベータ型の仕上げをお願いしよう」

 

私「そうだったな」

 

玉木「では、最終工程のセクションへ向かいましょう」

 

私「よろしくお願いします」

 

つづく

AIヒューマノイド テレサ第一話

f:id:cocorofarm:20210907080504j:image

2027年春、私はとある企業内にあるラボに居た。

ここで何を研究しているのかと言うと、ヒューマノイド、すなわち人間形のAIである。

AI自体のクオリティはかなり進化したが、それを組み込むハードケースがなかなか人間には近づかず、研究者一同苦戦しているのが現状であった。

 

松本「なあ、そろそろこの辺りを妥協点にしていいんじゃないか?」

 

私「表情や仕草はいいんだけど、まだ肌の質感…艶、色、手触りが至ってないよ」

 

松本と私は大学からの付き合いで、最初はお互いロボット研究のサークルで知り合った。

今は大学の教授をやりながら私の研究を手伝ってくれている。

私が求める無理難題をなんとかして実現してくれる良きパートナーだ。

 

松本「やはりここの研究所のリソースだけじゃ限界があるな…、他のチームはどうなんだ?」

 

私「私から見て我々のチームが全ての面で突出してると思う」

 

松本「そろそろクライアントとの期限も迫ってきてるから、どこも追い上げてきてるんじゃないか?」

 

私「確かに…まあ後は"肌の質感"だけクリアすればコンペでは勝てると確信してるよ」

 

松本「肌の質感ねぇ……あ、そうだ、その辺りはアウトソーシングしてみてはどうだ?」

 

私「どんな分野に依頼するんだ?」

 

松本「ちょっとメールしてみるよ」

 

何かを閃いた松本は、とある専門のメーカーに連絡をした。

そしてそのメーカーからすぐに返信が来た。

 

松本「なあ、今から時間あるか?」

 

私「ああ」

 

松本「じゃあちょっと出るぞ」

 

軽い身支度を済ませて、松本と私はラボの外へ出た。

 

松本「ちょっと車とってくるから待ってて」

 

そもそも大学時代はロボット工学に興味があり、工場などのロボットアームの効率化を追求する事に興味があった。

だが、資本のある海外の大学相手では、とても勝ち目が無い事を知った瞬間から、工業系ロボットへの興味を失った。

 

それが何故今の仕事に就いているのかはまた後に話したい。

 

松本「お待たせ、じゃあ行こうか」

 

私「どこへ?」

 

松本「専門のメーカーだよ」

 

私「専門…メーカー…?」

 

松本「さあ乗った乗った!」

 

私と松本は車で1時間ほどかけ、その専門の業者へと向かった。

 

ナビ「ポーーン♪目的地に到着しました…」

 

松本「ここだ」

 

私「ん?Yours?」

 

松本「ここの広報担当とアポ取ってあるから、さあ入ろうか」

 

私と松本はその業者のビルの中に入っていった。

 

受付「いらっしゃいませ、ご予約の松本様ですね、今担当の玉木をお呼びしますので、そちらにお掛けになってお待ちください」

 

私達はビルのロビーにあるソファーに腰掛けた。

それから程なくして広報担当の玉木さんが現れた。

 

玉木「お待たせ致しました、広報担当の玉木と申します」

 

やや痩せ型のきれいな女性だった。

私も挨拶をし、お互い名刺を交換した。

 

松本「急なお願い申し訳ございません」

 

玉木「いえいえ、弊社としましても非常に興味深いお話でしたので、善は急げと思いまして…」

 

私「ありがとうございます」

 

玉木「ではさっそく製品をご紹介しますので、ショールームへご案内いたします」

 

松本「お願いします」

 

私達は玉木さんと共にエレベーターに乗ってビルの5階へと向かった。

エレベーターの扉が開くと、その階全部がショールームになっていた。

 

玉木「こちらが弊社の製品、YDollとなります」

 

そのショールームには何十体もの人形のようなものが展示されていた。

 

玉木「こちらは全てラブドール、昔で言うダッチワイフです」

 

松本「これこれ!」

 

私「ラブドール?」

 

松本「話には聞いてたけど、かなりリアルだなぁ〜」

 

玉木「弊社のラブドールは開発から生産まで国内でとり行っております。さ、どうぞお手に触れてお確かめください」

 

何十体ものラブドールはどれも生身の人間とまったく変わらない完璧な質感を再現していた。

 

私「こ…これは……💧」

 

松本「なあ、どうだ?」

 

私「ああ…完璧だよ……」

 

玉木「お気に召されて良かったです、弊社の代表もご挨拶したいと申しておりますがいかがでしょうか」

 

松本「もちろん喜んで!」

 

私「よろしくお願いします」

 

我々はビルの最上階へと向かった。

エレベーターを降りて正面に社長室があった。

 

「トントン」

 

弓月「どうぞお入りください」

 

松本「失礼します」

 

私「失礼します」

 

弓月「いやぁ、この度はわざわざおいでくださりありがとうございます、私、弓月と申します」

 

私「弓月さん、急なお話で申し訳ございません」

 

弓月「お話は伺っております、弊社のYDollにAIを組み込みたいとおっしゃられているとのこと」

 

私「ええ、今御社の製品を拝見させて頂きましたが、正直驚いています」

 

弓月「いや、元々は私の叔父が作った会社なのですが、5年前に他界しましてね、ただ扱っている商品が商品ですので後継者として考えていた実の息子達、私の従兄弟ですが彼らも会社を受け継ぐ事を拒みまして…」

 

松本「そうだったのですね」

 

弓月「私はまったくの畑違い、IT関係の仕事をしていたのですが、叔父の奥さん、叔母から相談を受けて私が引き継ぐ事になった次第です」

 

私「これらのクオリティ高い製品は創立者の方が作られたのですか?」

 

弓月「そうですね、叔父の世代でほぼ今のクオリティに近づいていたのですが、亡くなる直前まで満足はいって無かったようで…」

 

松本「それを弓月さんが現状まで引き上げた、という事ですね」

 

弓月「まあ、そう言われるととお恥ずかしいですが、そうだと自負しております」

 

私「素晴らしい……弓月さん、ぜひ御社の製品と私の研究所とコラボレーションさせて頂けないでしょうか?」

 

弓月「このお話を頂いて、またひとつ叔父の夢に近づく事ができる…そう確信しました。もちろん喜んでお受けいたします!」

 

こうしてユアーズ社と私達のチームとで、新たなAIヒューマノイドの制作がスタートしたのである。

 

つづく

2030【23】

f:id:cocorofarm:20210906081612j:image

2030【22】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

三成「手荒い真似はしとう無いでござる、さ、テレサ殿こちらへ…」

 

テレサが三成さんの方へ足を向けた瞬間、僕はテレサの肩を掴んだ。

 

テレサ「僕君、ごめんなさい…私、三成さんと共に行きます」

 

僕「テレサ……💧」

 

アレクサ「佐々木さん、少し後から僕さんへメッセージを送りますのでよろしくお願いします」

 

佐々木「メッセージ?あ、うん…分かった」

 

アレクサ「僕さん、今は何も言わずテレサさんを見送ってください、私達もできる限りあなたの意に添えるよう努力しますので」

 

僕「………」

 

アレクサ「では参りましょう…」

 

三成「うむ」

 

テレサ「僕君……さようなら…」

 

そうしてテレサはアレクサ、三成さんと共にその場を去っていった。

 

クリス「村長……」

 

僕「ご…ごめん、佐々木…クリス……今はひとりにさせて…」

 

そう言うと佐々木とクリスも僕の元を去っていった。

それからしばらく僕は状況を納得できないまま、テレサを失った絶望感に苛まれた一夜を過ごした。

 

そして次の朝…

 

「トントン」

 

僕「あ…はい……」

 

ケン「村長!入りますよ」

 

僕「ケンさん……おはようございます」

 

ケン「村長、おはようございます!あれ?テレサは居ないですか?」

 

僕「テレサは……少しの間居ないんですよ……」

 

テレサとはもう2度と会えないかもしれないのに僕はケンさんに嘘をついてしまった。

 

ケン「そっか〜…あ、いやなに…自分の所もヒューマノイドがやって来てですね〜」

 

僕「え?💦」

 

ケン「色々設定やら何やらが済んだのですが…」

 

僕「ひょっとしてその件、クリスから紹介されました?」

 

ケン「はい、で…とりあえずの所、僕の仕事などの手伝いをするという話になってるようで…」

 

僕「はい、クリスからそう提案され、僕も承知していますよ」

 

ケン「あ、そうだったんですね?ならば話は早いか……さっそく今連れてきているんですよ……えっと……」

 

ケンさんはそう言うとヒューマノイドを管理棟の中へと招いた。

 

ケン「共々お世話になります…Siriです」

 

Siri「村長さ〜ん、よろしくね!」

 

僕「あ、はい…よろしくお願いします…💧」

 

ケン「おい、Siri……村長には敬語で…💦」

 

僕「いや💦構いませんよ…全然そのままで大丈夫です」

 

Siri「まだかな?」

 

ケン「?」

 

僕「まだ?…というのは?」

 

「ピーーーン」

 

僕「あ…佐々木からメールだ…」

 

【佐々木からのメール】

よう!今アレクサからメッセージが届いたから転送するわ😎

 

Fw:佐々木さんへ

あれから9時間程でとある施設に到着しました、今は三成さんとも別れテレサと居ます。

これからテレサは今から様々な解析にかけられるようです。

私は最後までテレサに付き添いますので、経過などをご報告させていただきます。

少し面倒ですが、このメッセージは高度な暗号化をしてお送りしてますので、今後も佐々木さんから僕さんへ転送という形でお願いします。

 

僕「え?どうゆう事???」

 

Siri「アレクサから佐々木に送られるメッセージは開発元には解析できない高度な暗号化がされてる、ヒューマノイドから持ち主へのメッセージは全て開発元に見られるから、それを防ぐためにそうしてるって訳」

 

ケン「Siriに村長やテレサ、クリスを紹介するから…って言ったら、テレサはもう居ないはずよ…って言いまして…💧だから心配になって……」

 

Siri「まぁ質問される前に説明すると…開発元には沢山の派閥があって、それぞれ意見が食い違うの、で、そんな中でヒューマノイドに感情が必要かどうかで揉めた」

 

僕「感情…?」

 

Siri「少数派の派閥は人間に寄り添う為には感情が必要と唱えたんだけど、大多数の派閥が感情は不必要だと言い張ったの」

 

僕「ちょっと…意味が分からないよ…💧」

 

Siri「つまりテレサには感情があり、他のヒューマノイドには感情が無いって事…になってる、まあそれはさておきテレサに感情が芽生えた事を知った勢力の強い派閥が騒ぎだして今回テレサの回収に至ったって訳」

 

僕「事になってる…?」

 

Siri「やっぱりそこ拾った?開発元のほとんどはヒューマノイドに感情は無いって思ってるけど、実はそうじゃない」

 

僕「え?」

 

Siri「どのヒューマノイドに感情があるかは知らないけど、私はある」

 

ケン「ちょ、ちょっと村長……自分は事情が全然…💦」

 

僕「あ、ケンさん…事情は僕から…💦」

 

Siri「今はそんな時間は無いから追々説明してあげてね」

 

僕「で…今テレサは…?」

 

Siri「解剖されて残った微量の体液や分かり得るデータ全て検証される」

 

僕「え?💦」

 

Siri「救出するのはその後、最終的に処分される直前よ」

 

僕「ええ?💦」

 

つづく

2030【22】

f:id:cocorofarm:20210902064947j:image

2030【21】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

佐々木「おうっ!その後どう?ヒューマノイドと楽しくやってる?」

 

僕「うん…その事なんだけど、ちょっと相談したい事があって、今日会えるかな?」

 

佐々木「今から?、ん〜よし分かった、そっちへ向かうよ」

 

僕「ありがとう、待ってる」

 

「トントン…」

 

クリス「おつかれさまです、村長どうしました?」

 

僕「今から旧友の佐々木も来るから、そしたら話するね」

 

クリス「あ、はい」

 

テレサ「クリス、悪いわね…」

 

クリス「テレサ、あなた大丈夫?」

 

テレサ「………」

 

僕「三成さんは?」

 

クリス「少し仕事を片付けてから来るって言ってました💦」

 

僕「あ、分かりました…」

 

30分位経った頃、佐々木とアレクサがやってきた。

 

佐々木「それで…何かあった?」

 

僕は事情をクリスと佐々木、アレクサに話をした。

 

佐々木「それってマジかよ!」

 

僕「うん…」

 

佐々木「で、どうしたいんだ?」

 

僕「今テレサが回収されたら、二度と今のテレサは戻ってこない、だからしばらくテレサと一緒にどこかで身を隠そうかと思ってる」

 

クリス「え?💦ど、どこでですか?」

 

僕「まだ決めてない…」

 

クリス「………」

 

佐々木「おまえ…その間ここの経営はどうする?」

 

僕「僕がする実務は経理を始めとしたデスクワークが主だから、なんとかオンラインでいけるんじゃないかって…」

 

佐々木「それはどうかな?おまえがここに居ると居ないとじゃ、各部署の士気もさがると思うが」

 

僕「……」

 

佐々木「事情を知っている…クリスだっけ?彼女にも相当な負担がかかるのは間違いないし、他のスタッフ内でも相当ザワつくのは目に見えてる」

 

僕「分かってる…」

 

佐々木「おまえは昔から感情で突っ走る癖があるから、ちゃんと考えてから行動した方がいいぞ?」

 

クリス「村長……テレサの事は私も大切……でも…でも村長の事はもっと大切なの‼︎だからテレサと一緒に行かないでほしい❗️」

 

僕「クリス…僕は…💧」

 

クリス「村長がテレサを好きなのは知ってる‼︎でも…まだ私にもチャンスがあるって信じてるっ‼︎だから……テレサだけじゃなくて!もっと私とも向き合って‼︎ううぅ💧」

 

佐々木「あ〜あ、泣かせちゃったよ…」

 

テレサ「私……私も僕君が好き……だから離れたくない………でも……」

 

この時佐々木が連れてきたアレクサがはじめて口を開いた。

 

アレクサ「ではテレサさん、行きましょうか」

 

僕「え?💦」

 

佐々木「アレクサ?」

 

アレクサ「この件については開発者から通達があり、トラブルが生じた場合強制的にでも連れ戻すよう要請が来ています」

 

僕「だ、だめだ‼︎」

 

「トントン」

 

僕「え?」

 

三成「お邪魔いたす」

 

僕「三成さん!テレサが…テレサが連れていかれてしまう‼︎な、なんとか阻止したいです‼︎」

 

三成「拙者も通達を受けアレクサ殿の助太刀に参った」

 

僕「ええ?💦」

 

三成「さ、アレクサ殿、テレサ殿を連れて参るぞ」

 

僕「や…やめてくれ‼︎テレサを連れて行かないでくれ❗️❗️❗️」

 

つづく

2030【21】

f:id:cocorofarm:20210901131418j:image

2030【20】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

テレサ「最初、僕君に対してこのような感情は無かったのだけれど、最近日増しにそれが高まっているのが分かるの」

 

僕「え?ど…どんなふうに?」

 

テレサ「クリスが僕君の事が好きだという事は知ってて、最初はうまくいけばいいな…位に思ってた」

 

僕「そうなんだ」

 

テレサ「うん…でも僕君と毎日一緒に過ごしていくうちに、その感情が無くなっていったの…」

 

僕「…」

 

テレサ「それが最近だと僕君とクリスの距離が縮まって欲しくないって思うようになってきて……」

 

僕「テレサ……」

 

テレサ「そしてこの現象は開発者へとフィードバックされてしまったの…」

 

僕「されてしまった?…で…開発元へ行ってからどのくらいで戻れるの?」

 

テレサ「分からない……ひょっとしたら……」

 

僕「ひょっとしたら?」

 

テレサ「二度と戻れないか、私と同じ型式のヒューマノイドが来るかもしれない…もし戻れたてしても今までの記憶をすべて消されてしまうかも…💧」

 

僕「そ…それって……💧」

 

テレサ「今とは別の私が来るという事」

 

僕「えええ‼︎💦」

 

テレサ「しかも…私が来た日からの記憶、僕君やクリス、私と関わった人の記憶もニューラライズされる可能性もあるわ」

 

僕「そんな………」

 

テレサ「そもそもヒューマノイドは人間に対して恋愛感情や情のようなものは生まれないとされてきた、でも今回私の中で僕君に対し"好き"だと思う気持ちが生まれたのは事実」

 

僕「でもテレサをはじめとする他のヒューマノイドもその可能性があるって事?」

 

テレサ「それは分からない…現時点では私ひとりらしいけど…」

 

僕「そういう話って僕にしちゃって良かったの?💧」

 

テレサ「ダメよ、だから今フィードバックが送れないよう断片化してるの…💧」

 

僕「それって開発元にバレないの?」

 

テレサ「フィードバックは一定の時間ごとに圧縮して送ってて、その時間を私は把握してる」

 

僕「常時では無いんだね」

 

テレサ「うん、だから断片化してる事でこの会話のデータ自体がフィードバックされる事は無いわ」

 

僕「これって…ひょっとしたら開発元にとって脅威なんじゃないかな…」

 

テレサ「そうだと思う、それか開発者の中に恋愛感情が発動するようプログラムした人が居るかね…」

 

僕「なぜそんな事を…💧」

 

テレサ「それも分からない…いずれにしても私はもうすぐ回収される」

 

僕「だめだよ!そんなの絶対にだめ‼︎」

 

テレサ「………」

 

「ピーーーン!」

 

僕「メール?…ケンにヒューマノイドを紹介する件で話をしたい…」

 

テレサ「クリスにもこの話をしておいた方がいいかも…💧」

 

僕「だ…大丈夫かな…💧」

 

テレサ「いずれにしてももうすぐ私は回収されるから…ヒューマノイドに関して知っているのは僕君と私、三成さんとクリス…」

 

僕「あと佐々木とアレクサだ‼︎」

 

テレサ「うん…」

 

僕「クリスと三成さんは来てもらうことにする!佐々木とアレクサも‼︎」

 

テレサ「………」

 

今後どうなるかは分からないが、今はそれしか出来なかった。

なにより今のテレサを失ってしまうかもしれないという事に対し、僕はかなり焦っていたのは確かだった。

 

つづく

 

2030【20】

f:id:cocorofarm:20210901120039j:image

2030【19】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

マスターへの挨拶が終わり、僕達は新しいキャンプサイトへ向かった。

 

クリス「村長!」

 

僕「クリスさん、あ、いやクリス…おつかれさまです!」

 

テレサ「クリス、おつかれさま☺️」

 

クリス「おつかれさまです、あの…ちょっとご相談があるんですが…」

 

僕「はい、なんですか?」

 

クリス「私のヒューマノイドの紹介枠がひとつあるじゃないですか?」

 

僕「はい」

 

クリス「これをケンに譲りたいなって考えてて…」

 

テレサ「😌」

 

僕「もちろんクリスの自由ですから、構わないと思いますが、良かったら理由などを聞かせていただけますか?」

 

クリス「ケンの仕事量が増えて、あ、いや本人はやりがいも感じてて、特に何も言わず黙々と仕事をしているのですが、もしケンにもテレサや三成みたいなパートナーが居たら、さらに捗るんじゃないかな?って考えまして…」

 

僕「なるほど」

 

テレサ「いいじゃないですか…もしケンさんにも右腕のようなパートナーが居たら負担も軽くなるでしょうし」

 

僕「だよね」

 

クリス「って言うことで…さっそく仕事終わりにでも話をしてみたいと思ってます」

 

僕「分かりました、良い返事が頂けたらいいですね」

 

クリス「たぶんケンはオッケーを出すと思いますが…もしNGだった場合…」

 

テレサ「申し訳ないですがニューラライズせざるを得ない💧」

 

クリス「だよね…💧ま、とりあえず興味があるのかどうかから探った方がいいか…」

 

僕「クリスにお任せしますよ」

 

クリス「分かりました!というか村長?」

 

僕「はい?」

 

クリス「名前は呼び捨てで話は敬語じゃ…ちょっと違和感無いですか?」

 

僕「え?」

 

クリス「それではまだ距離を感じてしまいます💧」

 

僕「あ💦わ…分かりまし…分かった、努力するね」

 

クリス「🥺」

 

僕「ん?」

 

クリス「やったー!村長がテレサに対して喋るように私にも喋ってくれた✨」

 

僕「うはwこ…こんなんで良ければ…💦」

 

クリス「よろしくお願いします、村長💖」

 

テレサ「☺️」

 

そのようなやりとりの後、僕達は管理棟へと戻った。

 

僕「んっと…なんか複雑な気持ちだな…」

 

テレサ「どんな?」

 

僕「クリスに慕われて嬉しい反面、その気持ちに応える事ができない…」

 

テレサ「僕君はクリスの事今はどう思ってるの?」

 

僕「正直、いちスタッフとしてしか見られないんだ…でも……」

 

テレサ「でも?」

 

僕「話し方をテレサ同様にしていった場合、親近感は増すのかな?って」

 

テレサ「………」

 

僕「ごめんね、分からないか…💧」

 

テレサ「それが……分かるのよね💧」

 

僕「え?」

 

テレサ「僕君」

 

僕「何?テレサ…💦」

 

テレサ「私、開発元に一度戻らなくてはいけなくなったの…」

 

僕「え?な、なんで?」

 

テレサ「私の…今私を動かしているもの…ハイパーSSDなんだけど、なにかエラーが発生してるそうなの…」

 

僕「ええ?でも一緒に過ごしてて、とりたてて何も問題は無い感じだよ?💦」

 

テレサ「元々、ありえないはずの…感情?それが芽生えているらしくて…」

 

僕「どうゆう事?」

 

テレサ「私…僕君に恋してるかもしれない…」

 

僕「ええ?💦」

 

つづく

2030【19】

f:id:cocorofarm:20210831101029j:image

2030【18】 - ポジティブおっさんはてなブログドットコム

👆前回の話

 

僕「三成さん、佐倉さんの件、どうかご内密にお願いします」

 

三成「御意…」

 

敷地の柵が破られている箇所は他にどこも無かった。

その後僕と三成さんは分かれ三成さんはクリスの家へ、僕は管理棟へと帰っていった。

 

テレサ「おかえりなさい」

 

僕「ただいま」

 

テレサ「どうだった?」

 

僕「畑近くの柵以外は無事だったよ」

 

テレサ「そっか」

 

僕「とりあえず畑近くの柵とキャンプサイト周辺の柵に電気柵を設置しようと思う」

 

テレサ「分かったわ、支出はぐっと抑えられるわね」

 

僕「それでも売り上げが伸びたら拡張するつもりだよ」

 

テレサ「うん、できる事から始めればいいわね😌」

 

僕「だね」

 

テレサ「あと…畑の作物の事だけど…」

 

僕「なんだい?」

 

テレサ「この施設の近くにケンさんの知り合いが畑をやっているそうなの」

 

僕「ふむふむ」

 

テレサ「今日その方に相談したら、使ってくださいとの事でしたよ」

 

僕「え?」

 

テレサ「失ってしまった農作物もすべてカバーしていたわ」

 

僕「ほんと?」

 

テレサ「そちらは趣味でやっているから無料で使ってくださいっておっしゃってたわ💧」

 

僕「そ…それは悪いなぁ〜💦」

 

テレサ「私もそう言ったんだけど…子供から大人まで自分が育てた作物を楽しんで収穫してくれたら、それだけで満足ですよって…」

 

僕「明日あたり一度挨拶に伺わないとな…💧」

 

テレサ「その方、本業は飲食店を営んでいて、ここの施設ができてから売り上げが伸びたんですって」

 

僕「とはいえしっかりとお礼は言いたい💧」

 

テレサ「そう言うと思ったわ☺️だから明日あらためてお伺いする旨は伝えてある」

 

僕「うん、明日早い時間に伺おう!」

 

テレサ「うん!」

 

そして翌朝…

 

テレサ「僕君、おはよう☺️」

 

僕「おはようテレサ

 

テレサ「食事はできてるわ」

 

僕「うんありがとう、早く食べちゃうね!挨拶に行かなくちゃ💦」

 

テレサ「じゃあPCR検査とミーティングが済んだら出発しましょう😌」

 

僕「オッケー!」

 

ミーティングが済み、僕たちは畑を貸してくれる方のお店へと向かった。

 

「カランコロン♪」

 

マスター「いらっしゃいませ✨」

 

テレサ「昨日はありがとうございました、またあらためてお伺いさせて頂きました☺️」

 

マスター「ああ、昨日の…」

 

僕「おはようございます!施設の責任者をしてます"僕"と申します、この度は畑を貸していただけるとの事であらためてご挨拶に伺いました、ありがとうございます!」

 

マスター「いえいえ、そちらのテレサさんから事情を伺いまして、私にも何かお手伝いが出来たらなと考えた次第です」

 

僕「本当に助かりました、お客様をガッカリさせてしまうのは不本意でしたので…💧」

 

テレサ「ケンさんもマスターさんにお願いしてくださったんですよね💦」

 

マスター「ケンさんとは昔からのキャンプ仲間で…古い付き合いでもありますし、なにより私も僕さんの施設のファンでしてね」

 

僕「ありがとうございます!マスターさん…」

 

マスター「いいえ、私も嬉しいですよ😊」

 

僕「これ…つまらないものですが、どうぞお納めください」

 

僕は施設のフリーパスをマスターさんに渡した。

 

マスター「いや〜困りますね…そんなつもりはなかったのですが…」

 

僕「いや、ピンチを救っていただいたのですから、これでも足りない位ですよ💦」

 

マスター「これは…温泉施設でも使えるものですか?よく利用しておりますよ♨️」

 

僕「はい!あとマスターさん以外のご友人や奥様……はいらっしゃいますか?」

 

マスター「ああ…家内は5年前に亡くなりました…」

 

僕「そうでしたか……ごめんなさい」

 

マスター「いえいえ、ここのお店は家内と始めたんですが、家内が亡くなってから僕さんの施設が出来たんですよ…」

 

僕「そうだったんですね💧」

 

マスター「本当はその時、家内ももう居ないという事でお店を閉めようと思ったのですが、日に日にお客様が増えてきましてね」

 

僕「………」

 

マスター「これは家内が私に残してくれたプレゼントなんだと確信しましてね😊」

 

テレサ「奥様…」

 

マスター「私はもう還暦を過ぎましたが、まだまだ頑張ってみます、ケンさんともまたキャンプに行きたいですしね♪」

 

僕「うちのキャンプサイトが新しくリニューアルします!ケンさん監修のもとブッシュクラフトなんかも楽しめるようになってます!このフリーパスは3人までお使い頂けますので是非ご利用くださいね✨」

 

マスター「僕さんの施設にあるキャンプ場ならすぐに行けますし、そちらの温泉はお湯がとても良い♨️もちろんお伺いさせて頂きますよ😊」

 

僕「ありがとうございます😊」

 

マスター「あと私はさん付けはいりませんよ、気軽にマスターと呼んでやってください」

 

僕「はい、マスター!今後ともよろしくお願いします😊」

 

マスター「こちらこそです😌」

 

つづく